永田羽竜の誰得ブログ

~未来のアジア経済大国「バングラデシュ」にいる日本人プロサッカー選手のブログ~

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サッカー育成年代に絶対必要な3つのこと。

サッカー育成年代に絶対必要な3つのこと。

サッカー選手を目指す育成年代の子供達に絶対必要なことを3つあげます。

これらは、僕がサッカーをやり始めてから現在までの経験が元なので、あくまでも永田羽竜が思う必要なことです。

個人の意見なので、伝えたいことの方が近いかもしれません。

 

この記事を通して、皆さんに何か新しい気づきができたり、日々の生活に良い習慣が生まれたら嬉しいです。

 

f:id:uryu19:20191205023136j:plain02/2018 Gold Coast United FC

 

 

 

 

 

 

はじめに

昔から僕を知っている人は、「お前がまだサッカーやれてるの?」と驚くと思います。

それも納得です。(笑)

 

優れている才能は無し。

選抜や全国出場といった輝かしい経歴も無し。

強豪校にいた訳でも無いし、これまでのセレクションはだいたい落ちています。

 

そんな非エリートで超がつくほど凡人の僕が、今でもサッカーを続けられている。

それが仕事となって飯が食えている。

 

 

何故か?

もちろん運があるのは認めます。

けど、根本的な理由は今から伝える3つのことを意識していたからです。

 

 

f:id:uryu19:20191204225203p:plain08/2017 Rochedale Rovers

 

 

 

よく考える 

これからサッカーを続けていく若い選手達へ、当たり前のことを言いますが、「この先多くのコーチが君を教えます」

そのコーチ達はそれぞれ色んな理論を持っていて、どのコーチも教えることは違う。

だから何が正しいのか迷うことが必ずある。

 

じゃあその時に何が大事かというと、自分でよく考えるということ。

 

 

日々のトレーニングも万人に合っているものなどない。

食事や休息のコンディション調整も人それぞれ適しているものがある。

 

今やネットでなんでも情報が手に入るが、その情報量は多すぎて何が正解なのか分からない。

それに加え、指導者が推奨する理論もある。

 

この時によく考えることができるかが凄く重要。

コーチの教えることが自分にハマらないことだってたくさんある。

ネットや本で解説されたことを真似したらパフォーマンスが落ちて怪我をした、なんてこともザラにある。

 

何が正しいか(自分に合っているか)は誰にも分からない。

時間をかけて向き合い、その試行錯誤の中で自分にあったものを見つけていくしかない。それが成長に繋がります。

 

 そして、試合中の戦術も、コーチが言うことにYESだけではなく、自分自身で考えて、「俺はこうだと思う」って意見があっていいと思う。

よく考えた先にそれが言えるなら素晴らしいこと。

 

そういう意見の持てる選手、考えれる選手はどの組織、どの環境でもやっていける。

指導者はそういう選手を育成すべきで、是非とも子供の主体性を伸ばすサッカー教育をして頂きたい。 

 

 

どんなに才能があっても考えれない選手は大成しないです。

反対に、生まれつきの優れた素質なくても、考えて戦えばチャンスはいくらでもあります。

 

 

f:id:uryu19:20191204222722p:plain04/2019 Mohammedan SC

 

 

 

素直になる

本当にやりたいことは何か?どんな自分になりたいか?

それぞれ持っていると思います。

 

それをなるべく口に出した方がいいです。

その方がチャンスは確実に転がってくる。

 

それらが言えない、見つからないというのは本当の意味で素直になれていないと僕は思います。

 

 

僕はこれまで進路を決める際や将来のことを話す際、自身の気持ちに素直になり、言葉にしてきました。家族、友人、指導者など。

 

その中でほとんどは思い描いていたのと違う未来が来ます。

けど、素直になって言葉にしただけで色んなチャンスが訪れる。

これは100%です。

 

 

大学4年生の6月頃、サッカー部の監督と進路相談がありました。

卒業後にサッカーを続けるか否か、どんな職種で働きたいかの話です。

 

当時、Jリーグのクラブからオファーが無い僕は、もしJのクラブに入るなら練習参加をして自分を売り込むしかありませんでした。

卒業後は100%サッカーを続ける意思だったので、その面談の中では、「秋以降にいくつかのクラブへ練習参加しよう」とまとまりかけたのですが・・・

 

最後の最後で「海外でサッカーをしてみたい。」と伝えました。

 

海外でサッカーをしてみたい、というのはただの興味でしたので、具体的にどの国、どの大陸でやりたいかなんて決めていません。

日本でこれまでサッカーをやってきたなら他の世界も見てみたい。という好奇心がどこかにあったので、その言葉がとっさに出てきたんだと思います。

 

それから数週間後に監督が15年ぶりに教え子の人とばったりお会いした際、その人が現在オーストラリアで代理人をやっているという情報が入りました。

そこからその代理人の方を紹介してもらい、迷わず「オーストラリアに挑戦します!」と答えました。

 

もしその「海外でサッカーをしてみたい。」という意思を伝えなければ、オーストラリアでサッカーはできなかったですし、今いるバングラデシュには来れなかったでしょう。

 

 

繰り返しになりますが誰かに自分の意思を伝えるだけで、そこから色んなチャンスがきたり、可能性が広がります。

そして、その巡ってきたチャンスをどうするか。素直になってみて下さい。

今の気持ちを大事にして選んでほしいです。

 

 

5年後10年後のことを考えてもその通り思い描いた風になりますか?

僕がバングラデシュでサッカーをやっているなんて去年の夏まで一ミリも見当がつきませんでした。

「この決断がこの先どうなるか・・・」とか、そんなのその時にならなきゃ分からないです。

今後また別の選択肢ができているし、もし何か問題が出たならその都度考えればいい。

 

自分の気持ちに素直になること、それを周りに伝えたり、今の気持ちを大事にして選ぶ決断がきっとチャンスを掴みます。

 

 

f:id:uryu19:20191205223741j:plain11/2015 上武大学

 

 

 

縁を大事にする

3つ目は、縁を大事にすること。

これは物凄く重要なことです。

 

これまでお世話になった方々、サッカーのチームメイトやコーチ、友達、クラブ、学校。

こういった繋がりを大切にする。

挨拶だったり、時間がある時に顔を出したり、何かの活動に協力したり、連絡を取ったり。

 

 

それができたら周りの人達は自分の挑戦にサポートしてくれるし、新たな出会いや道が次々に生まれます。

そして、新しい環境に行っても同じように縁、繋がりを大事にする。

そうすることでまた新しい経験ができたり、何かの機会が訪れたり、色んな可能性や世界が広がります。

 

僕はこれまで多くの方の助けがあり、サッカーを続けてこれました。

今でも自分一人の力で何とかなったことは一度もありません。

節目節目で色んな出会いがあったり、話が舞い込んできたりの繰り返しです。

その陰には誰かが必ず動いてくれていました。

 

人を利用しろということではなく、自分の挑戦、活動を応援されるような人間になってほしいです。

 

いつも自分のことだけを考えている人間に対して、誰が協力するのか?って話です。

 

だから、これまで出会った人、これから出会う人との繋がり、縁を子供の時から大事にしてほしい。

恩を忘れない習慣、人との繋がり、生涯付き合える関係性を築いていって下さい。

 

 

08/2011 多摩大学目黒 ゲキサカより

web.gekisaka.jp

 

 


最後に

今回書いた3つのことは、ありきたりですが、僕の経験上必要だと思ったことを述べました。

サッカー育成年代に絶対必要な3つのこと。というタイトルにした理由は、特に育成年代の子供達に知って欲しいからつけました。

子供に限らず、もちろん大人にも共通します。

 

 

この3つを自分の哲学として持っていたから、これまでチャンスが巡ってきたり、今でも色んな面で助けになっています。

 

 

 

一番大事なのは、自分の哲学を持つという事。

結局それかよ!ってなりますが、自分が信じるもの、ルーツは必ず持つべきです。

少しでも疑うようならそれはやめたほうがいい。

 

僕の場合は、「よく考える。素直になる。縁を大事にする。」なだけです。

 

 

「自分の哲学を持つ」

特に無限の可能性を秘めた若い育成世代の選手達が、色んな経験を通して、この大切さに気付いていってもらいたいです。

 

 

 

 

貴重な時間を割き、お読み下さいましてありがとうございました。

 

 

 

 

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