永田羽竜の誰得ブログ

~未来のアジア経済大国「バングラデシュ」にいる日本人プロサッカー選手のブログ~

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「多摩大目黒が選手権で帝京と戦う」

 

ついにこの日が来るのかと、そんな気持ちです。

 

いつかはブログでこのことを書く時あるのかな?と思っていましたが、今日になりました。

 

「多摩大目黒が選手権で帝京と戦う」

 

何を言っているのか分かる人は「あぁ!」っとなるはずです。

 

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多摩大学目黒高校は僕の出身校です。

サッカー部の本格的な強化は僕らの代(2012卒)がちょうど入学する時に始まりました。

 

奥大介塩川岳人大西昌之ら元Jリーガーのコーチに教わり、練習場も人工芝になったのはこの年からです。

 

 

入学したての最初のインターハイから半数以上は1年生でメンバーを組んでいました。

 

集めた学年というか、たまたま集まった学年。

 

受験に失敗して、すべり止めがココだった。

みんなそんな感じで、多摩目サッカー部に流れてきたんですよね。

僕も同じで、スポーツ推薦ではなく、たまたまこの学校に辿り着いたタイプです。

全くエリートでもなく、呼ばれて行ったわけでもないです。(笑)

 

 

新1年生は40人くらい入部しました。

しかもスポーツ推薦で来たわけじゃないのにサッカー上手い子が多かった。

 

当時の僕はサッカー熱がどこかで冷めてしまい、高校に行く前はサッカーはもう遊び感覚にして、勉強に力入れようと思っていたし、春のインターハイには引退して大学受験に臨もうと考えていました。

 

けど、このサッカー環境と同学年に恵まれて、もう一度サッカー頑張ろうかなって気持ちになれましたね。

これは本当にラッキーで人生の分岐点といっても過言じゃないです。

おかげで勉強に身が入らずでしたが。(笑)

 

 

集まった年とはいえ、最初のインターハイは地区予選の1回戦負け(1回も勝てないで敗退です)。

成長期の高校生はやはり身体能力がものをいって1年生集団の限界がありました。

その後の選手権でも1回勝ったくらいで敗退。(東京都BEST〇〇とか付けられず、多分200位くらいかな)

 

 

 

そんな弱小サッカー部も徐々に力をつけ、都大会は常連になり、全国も夢じゃない(東京都BEST16までは行けるチーム)になってきました。

 

 

 

「多摩大目黒が選手権で帝京と戦う」

これは当時のサッカー部関係者にとっては感慨深いことなんです。

今でもサッカーをしている僕ですが、後にも先にも1番悔しい試合はこの試合だと断言できます。

 

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説明すると長くなります・・・簡単に言うと、誤審とかそういうレベルじゃない前代未聞のジャッジです。試合終了の笛を吹いたのに試合が再開するという。

何が起こったのか全く分かりませんでした。とにかく必死だったので。

前例はなく、試合中冷静になって抗議できなかった自分を悔やみます。

 

弱小だった多摩大目黒が名門の帝京に2-1で勝つ。

ほんの一瞬、このまさかの番狂わせで大喜びでした。

 

 

これは一生忘れたくても忘れられない、忘れちゃいけない出来事です。

この試合で僕らは引退となり、ほとんどの選手が現役最後のサッカーとなりました。

 

 

そのシーンがYouTubeに上がっているので貼っておきますね。

僕が何を言っているのか分かると思います。

 


名門帝京高校の初戦敗退の危機を救った、「前代未聞のジャッジ」-1


名門帝京高校の初戦敗退の危機を救った、「前代未聞のジャッジ」-2


 

今でもこの動画はたまに見ます。

サッカーで上手くいかない時とか、モチベーションが下がってきてしまった時など。

見るのは辛いですが、何か熱くなるものがあるし、この経験があったから今もサッカーが続けれています。

あいつらの分まで!は言い過ぎですが、これ以降サッカーがやれなかった仲間達がいることを忘れずにプレーしていくべきなので。

 

 

 

 

「あの時(この試合)の多摩目サッカー部員」なんですね!

っと大学で、オーストラリアで、バングラデシュで、今でもサッカー好きの方に言われます。

 

それだけあの出来事は高校サッカー界だけでなく、日本のサッカー界で話題になった話でした。

 

もう8年も前のことです。

 

今後こういうのはもう起こってほしくないですね。

高校サッカーにかけてきた選手達が可哀想です。

 

f:id:uryu19:20191025111119j:plain悔しさを忘れない為に、当時の選手権トーナメント表は持ち歩いています。

 

 

 

そんなことがあって、明日の帝京戦は、待ちに待った!ではなく、ついにこの日が来るのか・・・ という感情です。

 

正直、勝敗はどっちでもいいです。

負けたらガッカリ、勝ったら帝京ざまぁみろ!なんて思いません。

 

もちろん後輩達には勝ってほしいし、全国に行ってほしいが、

それよりも高校サッカーに捧げている今の瞬間を存分に楽しんで、仲間と思いっきりプレーしてもらいたいですね。

ワクワクする、熱くなるサッカーを体現してほしいです。

それで勝てたら最高です。

 

頑張るではなく、楽しんで!!

 

 

 

こうして地道に築いた歴史が多摩大目黒サッカー部にはあって、現在はインターハイ、選手権でBEST4に入るなど、初の全国出場まであと1歩の高校になってきています。

明日の試合はもちろん見に行きます。

楽しみです。

久々の生で高校サッカー!

 

 

 

今後もいちOBとして、陰ながら応援していきます!!

 

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