永田羽竜の誰得ブログ

~未来のアジア経済大国「バングラデシュ」にいる日本人プロサッカー選手のブログ~

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日本人対決の結果~バングラデシュ田舎の洗礼~

 

お疲れ様です。

 

もっと早くに結果の報告をするべきなのですが、遅れてしまいました。

試合以降、靴を磨いたり、洗濯物たたんだり、コーヒー飲んだりとめちゃくちゃ忙しくてすぐの更新ができませんでした。

僕の弱さはここですね。

 
 
 
今回の日本人対決はなかなか過酷でした。
 
バス→フェリー→バスで6時間くらいかけて首都ダッカから南のゴパルガンジに遠征。
はじめてサッカーの試合でフェリー使いました。
 
写真とともに紹介していきます。
 
今回の遠征先は船で河を渡らないと着けない地域。
サッカーですが、ちょっとした旅の始まりみたいでワクワクです。
奥田民生のさすらい」聞いてテンション上げてました。隣の船を見ると乗客がありとあらゆるスペースを埋めてます。
なぜか僕達の方はそこそこ空いていました。逆サイドは牛さん達が中央を陣取る。

一頭と数人はカメラ目線。 以前の記事で出てきたアシスタントコーチもしっかり撮影。

しかも今回のカメラ(一眼レフ)を見る限りかなり本気モード。

こいつマジです。

 

船での朝飯―
  • 野菜をカレー味で仕上げたもの。
  • ミスティ(写真左下)という爆発的に甘いお菓子。
  • チャパティという全粒粉をこねて薄く焼いたもので、少しの燃料があればすぐに焼けるバングラデシュのパンみたいなもの。

チャパティは人や場所によってロティという名で呼ばれることがあります。ちなみに日本で主流のナンは、強力粉にイーストを加えて発酵しタンドール(焼き釜)で焼いたものです。 精製した小麦粉を用いるナンはこれらより高級なんです。

 

 

 

 

河を渡った後はまたバスに乗り、お尻が浮くくらいのガタガタ道を2時間走りました。

 
 
 
 
 

そしてメインの町に着き、滞在先のホテルはどんなのかというと・・・

 

 
え?・・・・筒抜け!?
それに部屋でた瞬間外から丸見え・・・
上の階はなんだ?建設中か?
 
 
 
 部屋を開けると、
シーツ染みだらけ。枕は黄ばんでる。
 
シーツは見て見ぬふりをし、

枕にはユニフォームを被せて寝ました←「サッカー大好き少年かのように」

前回の宿泊者の使い捨てであろう歯ブラシが置きっぱ。

アメニティは皆無。

 

 

従業員にバスタオルを要求したところ、1つのみしかないということで、相部屋だったナイジェリア人選手に譲り、僕は体拭く用にまたしてもユニフォーム(練習用)を活用←「サッカー大好き少年かのように2」

 
 
 
 
停電はしきりなしでしたね。
 
 

 

とてもじゃないけど載せれない(汚い)箇所が他にもたくさんありました。

今までそれなりに海外で色んな宿に泊ってきましたが、今回は間違いなく一番酷かったです。
 

 

 

よりによってサッカーの遠征先であたるとは。(笑)

けど、この町は観光地ではないため、そもそもホテルが少なく、ここはまだマシな方らしいです。

 
 
 
バングラデシュ田舎の洗礼受けました。

まぁこれはこれで楽しかったし、良い経験ができましたね!

 
 
 
 
 
 
 
ここまでストーリー長くなりましたが、
日本人対決の結果はというと―
 
 
後半アディショナルタイムにうちがPKで追いつき、1-1のドロー
 
 
 
この日バングラデシュに来てから一番の暑さで試合はもうグダグダでした。
みんな走れなさ過ぎて、よく引き分けれたよってゲームでしたね。

恥ずかしい内容です。

 

僕も終盤はバッテバテで肩で息しちゃってました。

みっともない、これじゃ指示を出すにも説得力ないです。 

 

 

 

試合後に監督は、「走れなかったけど心配するな。これからみっちり厳しい練習して、走れるようにするからさ!」っと。

みんな怖さのあまり苦笑い。

 
 
まぁ走れるチームは強いですし、特にこれからの季節もっと熱くなり過酷な試合になるため、厳しい練習・走れるチーム作りは確実に必要ですね!
 
 
 
これからのシーズン、高校生なみに走ってきます!!
 
 
 
 
 
 
 
 
そして試合後はすぐに帰宅―
 
 
 

帰りはバスごと入れる大きい船で河を渡り、

深夜にクラブの寮へ戻ってきました。 
 
 
 
 
 
バングラデシュでサッカーする以上、移動にご飯に滞在先にと色々過酷なのは覚悟の上なので、全然嫌にはなりませんでした。
こういう環境で工夫しながらサッカーをするのはめちゃくちゃ楽しいです。
 
「色んな経験できてる」と自信持って言えます。 
 
ブログを見て下さる方々には、「あいつ苦労してんなー」ではなく、「あいつ楽しんでるなー」とポジティブに思ってもらえれば光栄です。

 

海外でサッカーする、生活する、仕事する楽しさ

 

を僕のできる範囲で伝えていきたいですし、その中で興味を持ってもらえたり、誰かの何かのきっかけになったり、疑似体験できるような記事が書ければなと思います。