なぜバングラデシュカレーはおいしいのか?
僕の寮(サッカークラブ)では、毎日カレーが出ます。
1日2食(昼、夜)は必ずカレーです。
寮のビーフカレー
バングラデシュに来て間もない頃は、「カレーの毎日はきついよ・・・」と思ったり、毎朝5時にはお腹が燃えてトイレから出れないような日々を送っていました。
それらがかなりのストレスでしたね。
食べる量が減るため、体重は5キロほど落ち、体調も良くない。
毎日食事の時間が憂鬱でした。
食事って楽しいものなのに・・・
外食しようとしても寮の周りはカレー屋台ばかりなので、それなりのクオリティーがある他国料理を求めるなら遠出するしかありませんでした。
首都ダッカの中心地は常にえげつない渋滞なのでタクシーでも最低1時間はかかります。
近所の屋台
近所の屋台2
首都ダッカの道路
そんなバングラデシュ生活だったのですが、ある時を境に
「バングラデシュカレーおいしい!」っと感じれるようになったのです。
寮のフィッシュカレー
それは、先月怪我して日本に1か月滞在した時訪れました、
「俺、ひょっとしたらバングラデシュカレー求めてるかも・・・」
無性に食べたくなりましたね。(笑)
あんなに嫌だったのに、色んな人に食生活を相談したのに、
今はこんなに食べたいんだなんて。(笑)
離れて初めて気づくってやつですね。
今は毎日食べれますし、食べたいです。
不思議と飽きないんです。
それは何故なのか?
今回、その秘密を僕が食べている寮のカレーで探ってみました。
※各家庭やレストランによって多少異なると思います。ご了承下さい。
バングラデシュカレーのスパイス
このスパイスたちがクセにさせる中心物ですね。
ほとんどのカレーはこれらを組み合わせて作ります 。
テスパタ(右)、シナモン(左)、カルダモン(下)
牛骨
鶏骨
同じスパイスを使って作っても、カットした骨が入っていなければ、いまひとつやみつきになるバングラデシュカレーの味にはならないそうです。
化学調味料不使用のカレー
これも皆さんに知って頂きたい超重要ポイントなのですが、
寮のダルスープ
バングラデシュカレーはサラッとしている
バングラデシュカレーは水分が多く、サラッとしています。
非常に食べやすく、ぺろっといけます。
バングラデシュ人は右手でカレーとご飯を混ぜて食べるため、 食べやすいようにとサラッとしたカレーが作られるのです。
ちなみに、日本のバングラデシュレストランで出されるカレーの大半はドロッとしています。
理由は、私たちが食べる日本カレーはドロッとしているため、
その感覚の域を越えてしまうと受け入れられない可能性があるから、
料理人たちは「日本人好みの本場カレー」を作るそうです。
日本で食べる「本場カレー」は、実のところ日本化された「本場カレー」ということですね。
日本では、手で食べる習慣がないため、スプーンで食べても美味しいように、カレーはドロッとしたものが普及されたみたいです。
まとめ
バングラデシュカレーはどういったものなのか、少しはイメージできましたかね?
もしインド亜大陸に来られた際は、